「羊羹(ようかん)」というと、小さな缶に入った水羊羹と細長くて切り分けて食べる煉(ねり)羊羹が思い出されますよね。
煉羊羹が日本で初めて作られた店が伏見の地にあります。




「総本家駿河屋 伏見本舗」
室町時代から550年続く老舗の和菓子店です。駿河屋というと暖簾分けで今では各地に店舗があるのですが、ここ伏見が駿河屋創業の地。


道向かいの古い懐石料理店の玄関先には、幕末の『鳥羽伏見の戦い』で付いたといわれる弾痕が、そのまま残っています。


昔の羊羹は今のような寒天を使ったつるりとした羊羹ではなく、小豆に小麦粉や葛粉を混ぜて蒸したもの(蒸し羊羹)だったそうです。

蒸した羊羹は日持ちしないことから改良を重ね、駿河屋の4代目当主がデンプンや砂糖に紅色を混ぜた「伏見羊羹(別名、紅羊羹)」を発売。

豊臣秀吉が1589年に京都の聚楽第(じゅらくだい)にて開いた茶会で諸侯への引き出物に用いられ、風流な紅い色が絶賛されたことから世に広まったとのこと。

その後も伏見羊羹は改良が続けられ1658年には寒天を使った現在の煉羊羹の原形が駿河屋6代当主によって開発されました。


ちなみに原料の寒天も、ここ伏見で発見された食品だといいますから、昔の伏見は本当に日本の文化の拠点だったのですね。

※そのあたりは「古都巡り」のページでも触れていますので、ぜひご一読ください。 伏見を語った古都巡りは こちら>>

400年以上前に太閤秀吉が茶会の引き出物に用いたという紅色の「伏見羊羹」。その流れをくむ紅羊羹は「古代伏見羊羹」の名で今でも販売されています。



紅羊羹というだけあって紅い色をしています。

現在よく見る、つるりとした羊羹と違い、表面に粗砂糖が浮き出た素朴な外観。

この「古代伏見羊羹」ですが、4月9日(土)〜24日(日)までの土日限定でお買い物していただいたお客様に、オリジナルブレンド珈琲とともにお出しいたしますので、ぜひご賞味ください。


●総本家駿河屋 伏見本舗
●〒612-8083
 京都市伏見区京町三丁目190
 TEL:075-611-5141
http://www.souhonke-surugaya.co.jp/

●営業時間:9:00〜18:00
●定休日:水曜日
※道向かいにコインパーキングあり


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