2012年 オープン前 店舗改装模様のご紹介


2月24日送信


昨年の12月から始まった今回の改装計画も、1月には大工さんをはじめとする職人さんの作業が完了し、その後は本格的に店舗とするべく、ひたすら橋本が行う地味な内職やら何やらと(大半は掃除)、とにかく孤独な日々が続きましたが、今回ご紹介する「蔵」で、ひとまず完了です。


蔵は2階建になっており、その中にはいろんな物が詰まっておりましたが、その中で一番驚いたのがこちらのタライです。明治九年の文字が、、



その他のタライやザルなども、明治十年とか十八年とか、とにかく文化遺産的なものがごろごろと転がっている、そんな蔵なのです。



そしてこちらは、棕櫚(しゅろ)という昔ながらの素材を使った手ボウキ。使い方次第で、何十年も持つと言われています。蔵の片隅に転がっていたものです。


1階の壁や天井部分。柱の一つ一つがすごく太くて、頑丈なつくり。


そして2階でも、まず目に飛び込んでくるのがこの太い梁(はり)です。天井までの高さもそんなにないので、ものすごい迫力。


壁際には棚も付けられているので、いろいろな使い方ができそうです。さて、どうなるのか、乞うご期待です。



ここまでお送りしてきました「改装計画」もほぼ完了し、こつこつと孤独と闘いながら、やっとここまできたか、、というのが正直な感想です。裏の畑以外(雑草だらけで、お見せできるレベルにありません)、ほぼご紹介が完了しました。ここまでずっと読んでいただいた方には、本当に感謝いたいします。より詳しい店内の様子などは、「店舗ご案内」ページにてご紹介しておりますので、お時間の許す限り、ぜひご覧ください。






2月17日送信


店内に、ホッコリ癒される場所があるっていうのはいいものです。いろんなお店がありますが、バイク用品(など)を扱うお店で、癒される場所がちゃんとあるお店っていうのは、そんなにないと思います。


ペアスロープ京都伏見には、癒される場所、カフェスペースがあります。店内は土間以外、靴を脱いで上がっていただくのですが、初めは気がひけたり、戸惑う方もいるかも知れません。そこで気兼ねなく安心してお上がりいただく為にも、このカフェスペースをご利用いただければと思います。そしてそのついでに、チラッとで良いので、弊社製品たちも見ていってくだされば、それだけで最高にうれしいのです。



遠方からご来店いただいた方や、ツーリング途中に休憩に訪れた時など、少しの時間、ホッと一息くつろいでいただけます。


二人掛けテーブルが三台と、四人掛けテーブルが一台で、十名様まで入っていただけます。京間の八畳は広く、ゆったりとした空間からは中庭も楽しめます。


和室用につくられた、椅子とテーブルです。高さがどちらも少し低く、畳の温もりも感じる事ができそうです。



ハンガーブースから望むカフェスペース。中庭までだと本当に広い。更にその向こうには蔵もあります。

そして次回はその「蔵」のご紹介。利用方法などはまだ未定ですが、ここもまた歴史の詰まった物で溢れる場所。いろいろとご紹介いたします。






2月10日送信
土間、縫製ブースから更に奥へと進むと、革ジャンをビッシリと置くことになるであろうハンガーブースがある。以前は押入れやクローゼットとして使われていたところを改装し、ハンガーバー(ハンガーを掛ける鉄製のパイプ)を設置し試着室(写真の大きなふすま部分が試着室です)ももちろん用意しました。
また、写真手前に見えている「長持ち(昔ながらの衣装ケースのようなもの)」も配置し、陳列台として使用するようにしました。


長持ち上面は丸く湾曲しており、また非常に古く表面も傷んでいるところが多くあるので、「長持ち」と上に置く「商品」、どちらも保護する意味で、大きく厚みのあるアクリル板を敷く。見た目にも非常に綺麗な陳列台となりました。


更にアクリル板の上面には自慢のレザーを敷き、長持ちの存在感とあいまって、とてもすばらしい陳列台になりました。とても贅沢な仕様です。




そして、前回ご紹介した縫製ブースの奥に、事務機器やレジなどがならぶ予定の帳場スペースがある。こちらにも味のある水屋箪笥(みずやだんす)を配置し、昔の帳場風(お勘定をするところ、今でいうところのレジ)に使用する予定。番頭さんが和服で座ってる様子がイメージできる、とても懐かしい昔ながらの雰囲気に仕上がってきました。

水屋箪笥に、資料や事務用品等を収めてみたところ。


こちらのガラス、微妙に波打ってるのがわかりますか? こういったところにもレトロ感があり、味わいがあります。精度が良ければいい、、ってもんでもないんです。


カウンターになる座卓と、いろんなアレンジができそうな木製トレー。どれも昔から愛用されてきた良い使用感があり、探してもそう簡単には見つけられない代物ばかりです。


今回ご紹介した長持ちや時代家具などは、全てこの商家のオーナーさんのご厚意でお借りしているもの。どれも使い込まれており(お子様の落書きがあったり、、)、これまで歩まれてきた歴史を感じます。

そして次回は、またまた奥へと進み(本当に広いのです、、)珈琲(など)を飲むことができるカフェブースのご紹介です。どのようなスタイルにするかはまだ検討中ですが、ゆっくりとくつろいでいただけるところになる事は、間違いありません!






2月3日送信

表玄関をくぐれば、土間ブースが広がる。什器や商品を陳列する前に、まずは下地作り。普通土間と言えば土かコンクリートですが、ここは土の上に木の板が貼られており、少し変わった土間なのです。木材なので、水や汚れ対策としてオイルを2回塗布し、更にその上から2回ワックスがけをし、コーティングする作業。そしてこの作業は橋本の任務。とても地味ですが(途中で嫌になるくらい、、)大切な作業。これから使っていく先の事を考え、念には念を、の作業なのです。


腕を筋肉痛にしながら、塗布が完成した土間。手間を掛けたかいがあり、いい艶を出してくれます。この上を歩くと分かるのですが、木製ならではの独特の暖かさと柔らかさで、よくあるコンクリート製の土間とは比較にならない味があり、いい感じです(もちろん土足で大丈夫です)。



土間の横、一段上がって縫製ブース。ここは窓側にミシンが収まります。このミシン(業務用の大きなもの)、重さ約100キロ程もあり、ちゃんとした床でないと安定せず、このような歴史のある古い家の場合、最悪床が抜けてしまうこともあるのです。念には念を、徹底的に補強します。こちらはプロにお任せです。

写真では見にくいのですが、縁の下にも支柱を入れ補強する。一本一本確実に装着していきます。 写真奥がミシンが収まる場所。横にはしる木材の間隔を狭くして、更に補強です。 最後に板をはり完成。不要な沈み込みなど全くなく、がっしりとしています。安心してミシンを載せる事ができそうです。


次回は更に奥へと進み、「革ジャン」のあるハンガーブースの紹介をしていきます。縫製ブースと共に靴を脱いで上がっていただく、スペシャルな空間。初めは少しだけ、上がりにくいと感じるかも知れませんが、みなさん気兼ねなく自由に上がっていただける空間(になるはず)です。






1月27日送信

改装工事が進む中、お世話になっている職人さん達の仕事ぶりをご紹介します。仕事が早く正確で、そして面白い方たちばかりです。すっごく難しい作業を、これっぽちも難しいと感じさせないところは、やはりプロ。



門口の引き戸でもお世話になっている大工さん。これは大工道具の一つ、「鉋(かんな)」の刃を研いでいるところです。使っては研ぎの繰り返しで、結構頻繁に研ぎの時間を設けられます。仕上げに係わる重要な作業で、納得いかなければまた「研ぐ」の繰り返し、そこに妥協は一切ないのです。



電気工事担当の職人さんたち。配線の綺麗さと無駄のなさに、とことんこだわられます。綺麗な配線を見て言う口癖は、「この配線誰がやったんや〜、めっちゃ綺麗やねぇ〜、、、あ、俺か…」
自信がないと絶対に言えないセリフです。


そしてこちらがクロス屋さんの親子職人。息子であり弟子でもあるその作業を見守りながら、確実に丁寧に仕事を進められます。この真剣な眼差しが、見ているこちらに安心感を与えてくれますね。


できる男の腰廻りは「格好が良い」。理屈抜きでマネしたくなるのは、私だけでしょうか。厳選された工具と無駄のない配置に、うっとりしてしまうのです。



次回から、更に詳しく内装工事の模様をご紹介していきます。この先もいろんな難関が待っていそうな気がします。 っていうか待っているのです。






1月18日送信
明治中期から守られ受け継がれてきた商家を、お店となるべく改装工事が進行中。お店の顔でもある「表玄関(門口:かどぐち)」部分。アルミサッシを撤去し、格子と雰囲気たっぷりな、重厚な引き戸へと交換が完了しました。



以前はどこかのお家で使われていたのでしょう、当然合うはずがありません、、。なので、大工さん手づくりの木材部品で調整しながら取付けていく難しい作業です。引き戸の動き具合や閉まり具合など、何度も現物合わせをする事でやっと取付ける事ができるのです。
さすがは職人技、ピッタリと合わせていくその精度の高さには、感服いたしました!



こうして完成した玄関まわり。一番右に見える出格子までを見ると、実にいい雰囲気になってきました。どこをどう見ても、バイク用品を販売する店には見えませんが、これでいいんです(どんなお店になるのか?)。


そしてここから内装工事へと進みますが、次回はお世話になっている職人さん達の仕事っぷりを、少しだけご紹介します。見ているだけで勉強になる事ばかり、、。その技、いただきます(って無理か)。







1月11日送信

まずはお掃除、基本中の基本です。 何やら打ち合わせ中です。間違いのないように、一つ一つ入念に確認です。

作業中は、歴史ある商家に少しでもダメージのないよう、しっかりと養生シートを敷き作業されます。 大工さん、電気工事士さん、左官屋さんの面々。とても明るく、楽しく仕事をされます。


とまぁ、このような感じで作業は進んでいくのですが、、


大工さんは朝が早い!そしてこの時期の朝は寒い!だいたい午前中はいつもこのくらいの温度。ちなみにこれ、室温です、、。



商家にかかせない「ばったり床几(しょうぎ)」、50年間、蔵に眠っていたこいつの取付けから開始です。古くから町家(特に商家によく見られる)の門口脇に取付けられる、折り畳み式の縁台のようなもので、お客さんがくつろいだり、商品を置いたりできるスペースとして取付けてありました。


必要な時に「ばったり」と上げ下げできる床几は、機能性に優れているのはもちろんですが、何よりその存在感が一番の魅力。太い脚と重厚で頑丈そうな床几と、繊細で綺麗な格子が対象的で、とても美しく風情があるのです。


このように、昔に戻していく(趣を取り戻していく作業)事を大前提に、これからも作業が進んでいきます。次回はお店の玄関になる、三枚の引き戸の改装模様をお届けします。
現物合わせばかりの難所! 大工さん、腕の見せ所です。



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