最近、いわゆる「レジ袋」が減ったように思いませんか?

食料品を扱うスーパーだけではなく、コンビニや有名ブランドの衣料品店でも、買い物袋を辞退するとポイント加算、袋自体の有料化の動きは顕著。今や買い物袋の持参はファッションに近いもので、単なるMOTTAINAIの時代ではないようです。

一方で日本は昔から「包む」文化がとても大切にされています。

それは風呂敷や手ぬぐいであったり、冠婚葬祭の時に使う袱紗(ふくさ)であったり、店員さんが立体物を包装紙で美しく包む技を競うコンクールがあるかと思えば書店にはラッピング本がずらり。

宅配便もつい数十年前までは小包と呼ばれていて、薄茶色の紙と麻紐で梱包した荷物を郵便局に預ける親の姿を、うっすらと覚えています。日本は必要なものを包むことで、モノや相手に対して敬意をはらうお国柄なのでしょう。

もちろん、前者は環境に配慮した世界的なエコの話、後者は伝統文化の話。さすがの「包む国」も過剰包装の廃止や儀礼の簡略化などの流れで、徐々にシンプルに変わりつつあります。

でも考えてみれば、レジ袋や包装紙などの物資がない時代、もっとさかのぼれば鞄(かばん)がない時代から、日本では一枚の布でモノを包み、大切に持ち運んでいたのです。

「包む」文化は廃れるどころか、時代とともに見直されているのではないでしょうか。少し特別なものになっている「包む」を、私たちはもっと日常に呼び戻したいと考え、あづま袋をつくることにしました。


画像の「つつむすぶ」サイズは(小)、日常使いにはこちら。


あづま袋は、モノの持ち運びが“風呂敷から鞄”に移りゆく過渡期に考え出された、江戸時代生まれの元祖手提げ袋。

その仕組みは平面の布を折りたたみ、左右の脇を縫って両端で結び持ち手を作っただけの簡素なもので、当時は使い古しの着物や手ぬぐいの代表的なリサイクル方法でした。脇を糸で縫うことで、包むよりモノを効率的に入れることができ、持ち手を作ることで、抱えるよりも多くの荷物を手に持つことができると考えた、先人の素朴な知恵が生んだ、あづま袋。

現在はモダンな柄や色、機能的な素材の布を使い、より使いやすい形にアレンジされ、現代版あづま袋として注目されてはいるのですが、私達はより原点に近い、木綿の手ぬぐいをベースにしたあづま袋にこだわりました。




手ぬぐいといえば、継オリジナルのコットンガーゼマフラー“yarakai(やらかい)”のシンプルな長方形も、手ぬぐいをベースにしたもの。

巻くにも結ぶにも拭くにも適した形を考えた末に行き着いたのが、ただの長方形であったように、機能の原点は単純な形にあるのだと思います。まさにシンプル、イズ、ベスト。

手ぬぐいは長方形の長い側の寸法が、短い側の寸法のちょうど3倍にできていて、両側から畳むと正方形になるので、両脇を端から端まで縫うだけで、正方形の袋が出来上がります。実はこの正方形が、一番単純に縫いやすく、一枚布で最も多くモノが入る究極の形なのです。

布地が大きければ大きな袋、小さければ小さな袋が簡単に縫え、入れるモノの大きさに合わせて結ぶことで、どんな形のモノにも対応できる。そして入る容量にも驚かされます。一枚布のメリットを最大限に生かした先人の知恵に感謝したいほど。




「包む」を大切にした日本の文化を継承していきたい。

私たちはこのあづま袋を、包むと結ぶを組み合わせて 「つつむすぶ」と名付けました。

使わない時は畳んで、愛用のバッグの片隅にでも忍ばせておいてください。
バイク用品でもなんでもないけれど、実体験から想像してみました。




例えばツーリングでフェリーに乗った時の船室までの、荷物の持ち運び。
インナーバッグとして必要最低限の持ち込み荷物をまとめて包んで準備しておけば、ツーリングバッグを外すことなくさっと持ち出せます。

浴衣でカラコロと温泉巡りする際の貴重品入れ、間違いなくサマになります。帰りのパーキングでのお土産タイム。まとめて包めばスマート。

レジ袋を片手にぶら下げる代わりの洒落た袋物。
あなたの大切な物と、日本の心を包んでください。







色の組み合わせは変更することがあります。
※10月3日(木)〜10月28日(月)までの期間中は
お色を指定してのカラーオーダーができます。
ご案内ページ >>>


品名:あづま袋 「つつむすぶ」
販売価格:(大)¥2,000(税別) (小)¥1,500(税抜)
サイズ:(大)縦68cm × 横58 × マチ7cm
(小)縦47cm × 横44 × マチ7cm
品質:コットン100%
カラー:(大) 葡萄色(えびいろ)/白茶(しらちゃ)、焦茶(こげちゃ)/消炭(けしずみ)
(小) 焦茶(こげちゃ)/薄紅(うすくれない)
MADE IN JAPAN


こちらの製品は京都伏見店のみの販売です。
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ペアスロープ京都伏見 tel:075-612-6982 fax:075-623-4162
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